またまた期間が空いてしまいました。
今月は大きなイベントが2つ武漢ウイルスの影響で直前に中止になり、半年かけて準備してただけに、その残務でバタバタ。プライベートでは父親が突然他界するという激動の月初めとなった。ちょっと落ち着いたかな?というタイミングで武漢ウイルスが猛威をふるいだし、Jリーグ延期にとどまらず東京オリンピック2020まで延期なるという。。。なんとも記憶に残る2020年3月。
週末になると外出自粛要請になるし、見えないウイルスもなんだか怖いし、引きこもって読書が増え、今月は5冊読破!そのうち面白かった3冊の忘備録的な記事です。
「ついやってしまう」体験のつくりかた
元任天堂企画開発者である筆者が、これまでの経験で導き出した、エンドユーザーが「ついやってしまう」体験の「型」についてドラクエやスーパーマリオなどヒットゲームの事例をベースに紐解いてゆく流れで章が進んでゆきます。
外観や見た目とか形を構成するデザインではなく、以前読んだ「スタンフォード式デザイン思考」と同じく、ユーザーエクスペリエンス「ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験」にいかに有効なストーリーを作るか?というデザインというよりは構成・脚本の考え方ですかね。
さすがに元任天堂企画ということもあり、誰もが知る「ドラクエ」「スーマリ」などメガヒットソフトの事例を取り上げて「ついやってしまう」型を1つずつ説明してゆき、スラスラ読めてゆきます。あっという間に読める(あっという間に読んでしまうように仕組まれてる)内容よりもその仕組にさすがだなと。
2時間くらいで読んでしまい、通勤2日しか持たず。
本業で広報を担当してまして、イベントなどでエンドユーザーさんに喜んでもらう企画を考えてるので、参考になるかな〜?と思い読みましたが、ぶっちゃけ実践するのは相当難しいと感じました。
一つひとつの仕掛けは単純なんですが、この本を読んだからすぐに実践できるってわけではありません。仕掛けを複数組み込みつつ、それが最も効果が出せる場所に組み込む作業=伏線を張るというのが簡単にできることではなく、ジブンはむしろ難しさの方が印象に残りました。
土台は文系より理系で、手法が心理学となかなか複雑。
ジブンがアホなだけなんかもしれんのでアレですが、あっという間に読めるし、面白いので読書としては楽しめます!
寄り添うツイッター
ツイッター界隈で有名なキングジムの中の人が10年運用した経験を中心に、キングジム流運用方法。
ぶっちゃけSNS専門書として購入した人には物足りないでしょう。中小企業のSNS担当になったばかりの人なんかにはめちゃくちゃわかりやすいのでオススメです。
中の人は相当アタマ良いです。業務しながらSNSへのレスやトレンドにのっかたりなど、こなす量・スピード・質すごいと思います。
ジブンも広報業務で時々エンドユーザーからの質問に返答するのですが、炎上しないか?言葉遣いは大丈夫か?とめっっっっちゃ考えて返信します。SNSで反射神経返答とか絶対リームー。3ヶ月以内に炎上して、SNS担当をクビになる自信あります。
一般人である(我々と同じくサラリーマン)中の人の生の声を聞くことも貴重ですし、同じ人が10年同じ業務に携わるという事例もレアだと思うので、そういう切り口でも参考になります!
アマゾンのレビューがネガティブですが、30万人もフォロワーがいればアンチもいます、気にしないでいいと思います。面白いです。
この素晴らしき世界
ちょっと息抜きの本
吉本序列ナンバー5である東野幸治のエッセイ集。よしもと芸人をひたすらイジります。
4時ですよーだ、ごっつええ感じを見て育った世代なんで、本当に楽しく1時間ほどで読破。芸人のチョイスも最高!
お気に入りのエピソードは大木ひびき師匠とトミーズ健ちゃん。腹抱えて笑わせていただきました!
大阪に帰ってから、毎年11月ごろにひっそり開催されるイベント「東野vs山里」を見に行けなくなったのがとても心残り。話のネタや切り口が過激なんですが、来てるお客さんも皆さんオトナなんで翌日にネットニュースになることもなく、演者さんと観客の信頼関係でなりたってる素晴らしいイベント。あー、いきたい!
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