バランス感覚や集中力など子供の育つ力に良いとされている平均台をソーホースブラケットとツーバイフォー材でDIY。この記事では制作図面や手順を紹介してます。予算はおよそ3000円、制作期間は1.5日〜手に入りやすい材料で比較的簡単に作成できるので、DIY初心者にもおすすめです。
時々預けてる保育園のような施設からのメッセージに、「ヨウちゃんは平均台が好き」と書いてたのでキライじゃないはず。平均台は我慢できない子にも集中力がつくらしいので(ほんまかいな)、イヤイヤ期を迎えたムスメにはピッタリじゃないかと考え、ソーホースブラケットとツーバイフォー材で平均台をDIYしました。
仮に精神面での効果がなくとも、平均台で遊ぶことで自然と体幹が鍛えられ、バランス感覚が養われるのは悪いことじゃないはず。
素人設計で簡易的な平均台にはなるので、飛んだり跳ねたり、側転したりはさすがにできないけど、バランス歩行を楽しむのには問題なく使えてます。雨の日のおウチ遊びにもぴったりです。
手順はいつも通り、材料カット・塗装・組み立ての3ステップ。以下の記事ではステップ順に紹介してゆきます。
ピンポイントにチェックしたいんや!という方はこちらからどうぞ〜
ピンポイント目次(クリックで飛ばし読み)
平均台DIY事前準備_設計図&使う工具
「平均台 手作り」でググるとダンボール、牛乳パックなど様々な材料で作成されている平均台ですが、いつも通り木材(SPF材)をチョイス。ちょっとだけ見た目をかっこよくしたかったので、ソーホースブラケットを使用。いずれもホームセンター、ネットで購入可能な材料です。
余談ですが、調べてみると木材で作られてる方は少数派で、牛乳パックで作られてる方が優勢。
たしかに工具なしで手軽に作れます
牛乳パックで平均台を作ろうとお考えの方はこちらの記事がおすすめです。
作り方だけではなく、その遊び方まで丁寧に紹介されているのでとても参考になりますよ。→牛乳パックで平均台を手作り!簡単にできる運動遊びのおもちゃで体幹を鍛えよう(オウチーク)
平均台設計図~サイズはW1200*H260
平均台の実物を見たのはいつだろうか?中学生??高校生?
ま、それくらい普段の生活に馴染みのない平均台。外観のイメージはつくけどサイズ感がしっくりこないのでネットで販売されているものを参考にしつつ、手に入りやすい材料=2×4材(ツーバイフォー材)をメインに寸法を決定してます。
まず横幅はW1200mmにしました。900mmでも良かったが、あっという間に飽きられそうなので少し存在感のある1200mmで決定。幅は2×4材(ツーバイフォー材)なので自動的に89mmになります。もう少し幅広い木材で作っても問題ないと思います。
高さはなるべく低くしつつ、子供が自力で登れるサイズで、全高260mmにしました。
なお、SPF材の寸法はこちらの記事にまとめてますので他の寸法で検討したいときは参照ください。
少しだけ見た目にこだわる
脚をT字で組んでも良かったのですが、少し色気をだして脚パーツはDIYではおなじみのソーホースブラケットにて作成しました。作業台などで使われるパーツなので耐荷重などは問題なし。ちなみにオトナが乗っても大丈夫でした。
ソーホースブラケットを使用しないならもっと強度が出せる設計が可能です。より本格的に使うならそちらのほうが良さそうです。あくまで簡易な平均台ってことでヨロシクオネガイシマス。
使った工具
- コードレスドライバドリル HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 コードレスドライバドリル FDS12DAL(2ES)
- ビス HCカラーコーススレッド 38 ホワイト 約140本 10176734
- 皿取錐 スターエム 58S-3080 皿取錐 3×8
- 木ダボ 8x40mm 新潟精機 SK 木ダボ 8x40mm DB-8 30本入
- ミルクペイント ターナー色彩 アクリル絵具 ミルクペイント アンティークコーラル MK200023 200ml
基本的には電動ドライバーとビスさえあれば作ることができます。
ただ、これらのツールがあればより安全に、よりクオリティの高いものが短時間で作れます。
あったら便利な工具
- ダボ切のこぎり SK11 替刃式折込鋸 刃渡り 120mm ダボ切 細工用 S120-DB
これはあったら便利というもので、見た目を整えるための工具につき、木を切れるものであれば代用可能ですし、ビス頭を隠さない作り方では不要です。
こんな感じで使います。
塗装はお好みでペンキやオイルで自由にカスタムしちゃってください。
工具について詳細はコチラからどうぞ!
平均台DIY① カット〜サインディング
設計図通りに木材をカット
今回は手持ちの材料や端材を使用しましたが、1から制作可能な設計図になってますのでご安心を。
2×4材(ツーバイフォー材)の6フィートを2本、6つのパーツにカット。
パーツは6本
床への接地面。最初はただカットした状態で使ってましたが、横から力が入ると倒れやすいことが判明。このままでは安心して使わせられないので、少し変更しました。
ナナメカット、スライド丸のこを使えばウルトラ簡単なんですが、手切りの場合は少し大変かもです。
角度は15度つけています。
ハンドサンダーでサンディング
ツーバイフォー材ならサッと磨くだけで問題無さそうですが、足が乗る部分は念入りにサンディングしときました。
今回は塗装もしない手抜きDIY。これでほぼ下準備が完了です。
平均台DIY② 塗装
今回は無骨なソーホースブラケットを塗装し、木材は素地のままにしました。
実はまだ完成してない超大作があり、それがあるせいでDIYもYouTubeも更新できていない状況。そっちを早く終わらせたいところなんですが、気分転換にすぐ終わるDIYをやりたかったので手抜きDIYになってます。
カスタムは自由なので、ペンキやオイルでお好みに塗装しましょう!
本体塗装の場合は、この段階で本体をT字型に組み立てて塗装します。
ソーホースブラケットを黒からくすみ系ピンクへ。使用したのはミルクペイントのアンティークコーラル。
金属へペイントするのは2回目です。以前小さなJ字フックパーツで実証スミでしたが、大きい面への塗装は初チャレンジとなりましたが、いい感じです。
鋭利なもので触れば削れそうですが、触ったくらいでは塗装が取れる気配はありません。
黒から色を変えるだけで印象変わりますね。
平均台DIY③ 組み立て
端的に言うとビスで止めるだけの作業なんですが、DIYやってる人アピールしときます!
他の人がやってたのを見て真似したくなり、下穴を開けてビス頭をダボで埋めて隠す作戦です。このためにアサリなしののこぎりを導入しました。
ビスで止めるだけでも問題ないのですが、ひと手間加えることで見た目の質がアップします。
天面(歩行面)組み立て
天面(歩行面)は2×4材(ツーバイフォー材)をTの字にして上からビスにて固定
下穴を開けてビス頭をダボで埋めて隠します
ツーバイフォー定規でセンターをマーキング
8mm皿取錐(さらとりきり)で4箇所ほど下穴を開けます。
クランプでT字状態を固定しておくと作業がはかどりますよ。自分は盛大にクランプの上下ミスってますが〜
木ネジ(65mm)を打ち込みます。
8mmの下穴に対して木ダボも8mmのもので埋めました。
そしてここで新兵器ダボ切ノコ投入。刃が柔らかいので木材に添わせてカットします。
少しコツが要りますが、焦らず使えばキレイにダボを切り落とせます。
キレイに切り落とせました!
この手のノコはZ ライフソークラフトがベストセラーなんですが、デザインが100均テイストで子供っぽかったんでアマゾンで2位の(SK11)タボ切細工用S120-DBにしました。
めちゃキレイに切れるし、切れ味も軽い。
コレもっと早く買っておけばよかったなと思います。
脚パーツの組み立て
2×4材(ツーバイフォー材)をソーホースブラケットへの差し込んでビスで固定すれば脚パーツは完成です。これも大した作業ではないのですが、DIYやってる人アピール!
ソーホースブラケットの内側にストッパーがついてるのでここまで木材を差し込みます。
差し込んだら4箇所ビスで固定します。
この時に気をつけたいのが、ビスを目一杯打ち込まない事。ソーホースブラケットは金属でできてるのですが薄い為、チカラが加わると変形しやすく、変形したまま無理矢理取り付けると左右のバランスが崩れてしまいます。
バランスが崩れてしまうと自立時にまっすぐ立たない可能性もあり、あとから調整が大変になります。
なのでビスを打つ時は八分目か九分目で止めておき、全部のビスを打ち込み終わってから最終仕上げで締め込むとキレイにはまります。
とはいえ、寸法通りきっちり作っても最後に微調整は必要になるんですけどね。
天面(歩行面)と脚パーツを取り付ける
ソーホースブラケットは上部がワニの口みたいになってるので、ここで2×4材(ツーバイフォー材)をしっかり挟み、ビスを4本追加で打ち込んで固定します。
オモテウラ4箇所ビス止めし、T字とソーホースブラケットの脚をつければ平均台の完成です。
撮影しながらだとけっこう時間かかるけど振り返れば簡単でした。
仕上げの1手
ガタツキ防止と横倒れ防止のために床との接地面にフェルトを貼りました。
適度に滑ることで、乗ったり飛び降りたりする際に横倒れを防止します。
手作り平均台完成〜セルフレビュー
ざっと紹介してきた平均台のDIY。コストや制作日数などセルフレビューします。
素人設計の簡易的な平均台がゆえに、飛んだり跳ねたり、側転したりはさすがにできないけど、バランス歩行を楽しむのには問題なく使えてます。雨の日のおウチ遊びに重宝してます。
当初は脚パーツの切ったままで作成していたのですが、仮組みの段階でバランスが極めて悪いことが判明し、急遽斜めカットにしました。
斜めカットすることでバランスが改善され、コトなきを得ましたが、もう少しで今回のDIYでキーデバイスとなるソーホースブラケットを使うことを断念するところでした。
コスト(材料費のみ算出)
合計2,500円ほどかかってしまいました。
どうでしょ?高い?安い?
ソーホースブラケットを使ったことで少し単価が高めですが、2×4材(ツーバイフォー材)だけで制作すれば、2000円以内にに収まりそうです。
制作日数
およそ1日半ってところです。余裕をもってということでしたら3日もあれば十分です。
塗装なしで組み立てれば、ホームセンターで材料購入した日のうちに出来上がると思います。それくらい簡単です。
最後に書くのもどうかと思うが、長く使うものでもなさそうなんで無塗装の手抜きでも全然問題ありません!
我が家では平均台の役目を終えたら、プランター起きに転生させる予定です。
動画で見る平均台DIY
バランス感覚や集中力など子供の育つ力に良いとされている平均台をソーホースブラケットとツーバイフォー材でDIYする方法を紹介しました。
簡単なDIYなのでぜひ、お試しください。
更新頻度少なめですが、チェンネル登録よろしくおねがいします。
手作り平均台で遊ばせてみました
ムスメも今のところ補助が必要ですが、真っすぐ歩きにカニ歩きと楽しそうにやってます。
そのうち一人で遊べそうです。
1つだけ困ったのが、ジャンプして飛び降りるので、下で仕事してる人からクレームが来そうな点。ステップつけるかウレタンマットを敷くか悩み中。。。
解決しないなら早めにベランダのプランター置きに転生させます。
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