多肉植物アガベと塊根植物パキポディウムを種から育ててみたい!と思い、ド素人が実生(みしょう)にチャレンジした記事です。初心者ゆえ間違った方法もあるかもしれません。お許しください。
この記事を読んだ方に少しでも参考になれば幸いです。
どうも、ドンビボ TKC(@dbbdontbebo)です。
ウッドショックとやらで、やたら木材が高い。加えて品揃えもや品質も良くないので、あまりDIY欲がアガりませんねん。
最近はもっぱらグリーンに癒しを求めてます。
観葉植物をはじめて3年。といってもただお水をあげてるだけおじさんですが…
ゴムの木挿し木を何度か成功させたので、調子にのって今シーズンは、種から植物を育てる事にチャレンジします。
そう、実生です。
塊根多肉植物育成YouTube見まくってたら、自分でもやってみたくなりました。
実生は、イチから作るDIY魂をくすぐられます。
これまでお迎えした子達に愛着がないわけではないが、イチから育てるとより一層愛着が湧いて、やりがいというか毎日楽しくなりそう。
というのが理由です。
実際にこれを書いてる「今」楽しくてしかたありません。楽しすぎてとブログに記録してしまうという。
植える種をネットで購入
とにもかくにも、まずは植える種を入手します。
植物も無限に種類があり、釣りを始めたいけど何を釣りたいか?と同じで、何を育てたいか?を決めないと前に進めません。
育ててみたいのは、アガベ、塊根植物というミーハーな選択肢。
人気品種だと実生方法がネットに情報があるので、諸先輩方の育成方法をトレースすれば、初心者でもある程度カタチになるのでは?というものあります。
ブログ、YouTubeはニッチオタクには最適コンテンツと再認識
購入はSEED STOCKさんで
実生についてネットで調べているうちに、いいな〜と思うコンテンツクリエーターさん方々が、だいたいみんな利用してたのが、シードストック。右にならえ!で自分もこちらで購入。
モノによってはメルカリ等で安く販売されてますが、種の良し悪しを判断できる目利きを持ってないので、信用度で購入。自分で輸入するという選択肢もあるらしいですが、めんどくさいんでパス。
はじめてなんで、よくばるのはアカンと思うんですが、3,000円以上送料無料ってことでいろいろ買ってしまいました。未知の世界でしたが、塊根植物もアガベもめちゃくちゃ品種があるんですね。なんだかんだすぐに3,000円分になってしまいました。
注文して2日後くらいに到着。購入したのは4種類。
● アガベ チタノタブルー Agave titanota ‘Blue’
●アガベ セバスティアーナ Agave sebastiana
●パキコルムス ディスカラー Pachycormus discolor
●パキポディウム ゲアイー Pachypodium geayi
どれも育てたことすらないやつばかりですが、ネットリサーチで比較的強そうなやつをチョイスしました。また、鮮度も大事かなと思い、比較的入荷したての中からセレクト。
塊根植物は、本命パキポディウムグラキリスは人気品種につき高額で、今回はパス。比較的に安価だったパキコルムスディスカラーとパキポディウムゲアイーを購入しました。グラキリスは次回チャレンジ予定。
アガベは本命チタノタブルーと白っぽい成長株が美しいと思ったアガベセバスティアナをセレクト。
サービスでそれぞれ5粒ほど多めに入ってます。ありがたいなー。さらにサンプルとしてアガベ インアクイデンスが同梱されてました。さらにさらに次回使えるクーポンまで。いろいろ素敵すぎる対応。
そらみんなここで買いますわ〜。
seed stockはECサイト以外にもヤフーでも購入可能です
実生に必要なもの〜栽培グッズ購入
植える前の下準備です。アマゾン、ホームセンターコーナン、ダイソーで諸々手配。
- 種まきトレー(簡易温室)
- 育苗ポット(花屋さんでよく見るフニャフニャの鉢)
- バーミキュラライト(ふわふわな土)
- メネデール(ドーピング)
- GFベンレート(殺菌剤)
- 大きめ&深めタッパー(簡易温室)
種まきトレーがあれば、育苗ポットもタッパーも不要なんですが、今回は種が多い(60粒)のとどっちの方法が有効なのか見極めたいと思い、2パターンで揃えました。
YouTube、ブログなどの諸先輩方は育苗ポットやタッパーを使ってる方が多かったです。初心者だったので、叡智の結晶であろうトレーハウスを使い未熟さをカバーする目的。
種まきボックスが600円ほどで、タッパーは100円とお得さは断然タッパーが優勢。
植物関係の薬品を初めて購入。
小林製薬から出てそうな名前のメネデールという商品、全く知りませんでしたが、先輩方から絶大な信頼を得ている様子。Amazonで600円で買いましたが、ホームセンターならもっと安く買えました。。。無念。
その他の土、スコップなどは手持ちのもので十分使えますので、新たな購入はなし。
準備万端で週末に備えました。
種の殺菌と発芽促進
種に発芽スイッチを入れる為に、メネデールを希釈した水に入れ、漬け込みます。また、種はカビやすいことから殺菌のため、ベンレートも投入。水はめちゃ薄いカルピスのような状態に。
種ごとにタッパーに分け、浸しました。
ネット情報ではだいたい6時間くらいとのこと。
この儀式は、願かけ要素も強いような気もしてます。
流派がありすぎてよう分からんス。
土を入れる
儀式の間に植える準備です。
コーナンで買った蓋付きの苗床&、ダイソーにて購入したタッパー&育苗ポッドに土を入れてゆきます。
土は、底に軽石を敷いてゴールデン培養土と赤玉砂を(1:1)ブレンドしたものを使いました。表面にバーミキュライトなるものを薄くしいて完成。ぶっちゃけ土はなんでも良いはず。ゴールデンは我が家の観葉植物で実績十分なので、発育力に期待してます。
水につけて発芽させる人もいたんで、発芽だけを考えると土は無くても芽がでます。
最後に煮沸消毒しました。コーヒードリップのまさにアレです。
記念すべき初めての種まき
見よう見まねでやりました。
一つの鉢に4〜5個ずつ植えます、埋めなくていいそうです。たねをおいてゆきます。
種が濡れてるのでピンセット、竹串的なモノがあると便利です。
アガベはスイカの種みたいな感じで、ゲアイーはタイ米、ディスカラーは引っ付き虫のようなフォルム。
悪環境にも強そうなアガベをタッパーへ、高級品達は蓋つき専用棚へ植えました。
蓋する派としない派に分かれるみたいですが、ウチの環境が未知数なので、蓋ありにしました。果たしてどんな効果が現れるか、結果を楽しみたいです。
いろいろ試して検証してゆきたいと思います。
日の当たる窓際に置いた翌日に変化
初めての種まき完了。我が家でよく日があたり、観賞植物がすくすく育つベストポジションにワクワクしながら配置しました。
種まき翌日、早くも発芽!
翌朝に苗床を覗くとなんと、まあ、発芽してるじゃあーりませんか。
しかも複数
すごい生命力!
発芽したのは専用ケースに植えた象の木でした。
ネットで調べた前評判通り、発芽率は高いようです。ただその先の情報が少ないので、大きく成長させるのは難しいのかもしれませんね。あとは彼らの生命力がどんなもんか、このまま様子をみながら育成したいと思います
一抹の不安を残しつつも初心者には嬉しい、幸先よいスタートになりました!
アガベ&パキュポティズム実生にチャレンジ メリット&デメリット
ありがたいことに今はネットで諸先輩方の知恵と実績の融合が無料で手に入ります。
初めての実生チャレンジでしたが、準備〜作業まではそんなに難しくなく終えることができました。
しかも翌日には発芽確認となり、本当に先人のおかげです。
独学なら自分の知識に疑うこと無く、土に種を埋めて水やりして終わってたと思います。。。。
最近、毎朝の水やりと苗床チェックが楽しくて仕方ありません。。。
たいした事してませんが、備忘録としてまとめます。
実生のメリットは、買うと高い成長株でも、種ならそこそこ安い値段で買えること。
一株数万円と買うのに勇気がいる価格のパキポディウムグラキリスやアガベチタノタも、種なら一粒数十円〜数百円で買えます。
デメリットとしては、育成に時間がかかるのと環境を整えないときちんと育てられない。見栄えする樹形にするには経験値や運が必要ってところでしょうか。
ところで、塊根多肉界隈ってDIY界隈同様に男子校、いやそれ以上かも。ただ少し違うのは、ブログやYouTube見ててもマウントとってる人が少なく、そのへんは居心地良さそうではあります。
2022年4月3日
2022年4月4日 パキコルムスディスカラー発芽
種族によって成長速度が違うので、種植え以降の経過記事については種類ごとに分けましょうかね。
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