- 2022年4月播種
- 6ヶ月経過、追記(2022年11月)→パキコルムスディスカラー(象の木)半年経過
どうも、ドンビボ TKC(@dbbdontbebo)です。
YouTubeみてたら自分もやりたい!と思い、初心者ながらもパキコルムスディスカラー(象の木)の実生に挑戦。今回は種まき以降についてレポートします。
ド素人が塊根植物に手を出していいものか悩みましたが、「何事も経験なり」の精神で挑みます。
パキコルムスディスカラー実生0日〜

購入した種専用苗床に植えました。植える条件などは前回記事にて紹介してますので、そちらで確認ください。
パキコルムスディスカラーの茶色い種は、土と同化してしまう恐れがあったので、集中して数を数えながら植えてたんですが、やっぱり途中で分からんくなりました。

なんと、種をまいて翌日には発芽しました!


というところまでが前回記事。
パキコルムスディスカラーは順調に成長しており、次々と発芽。
おそらく植えたものほとんどが発芽したんじゃないでしょうか。
置き場所は日の当たるベランダの窓際で、密封ではなく、蓋には穴が開いてます。朝イチは蓋に水滴がついてるので、湿度が高いことが伺えます。
象の木の種まきから1週間


置き場所は変わらず、窓際にて室内育成中。
湿度が高すぎたのか、ひとつはカビてたので廃棄。他の種にカビが広がるのは良くないと思い、念のために苗床全体を霧吹きで殺菌。


これが良くなかったのか、しばらくして、発芽したものがいくつか居なくなりました…枯れた?朽ちた?



悲しい。
週末はまるで初夏の天気になったのと遠出の予定もなかったんで、土日ともにベランダに出してみました。なんとか消えた子達も復活しないか、弱ってる人は頑張ってほしいと奇跡を願い。
翌月曜日の朝。
やはり、消えたままでした…残念。生まれたてはお触り厳禁ですね。
発芽後の成長が止まったのは、消毒のせいか、水のせいか、湿度高すぎたのか、たまたまなのか、環境があってないのか分かりませんが、悔しい結果に。


自然界において全部が育つわけでもない。とわかってても、ちょい侘しい。
ちなみに、同じ種専用苗床に植えたゲアイーは4つカビて廃棄、カビてない種子も発芽なし。アガベの発芽もなし。
同時期に植えたアガベ密閉は発芽あり。
アガベは密閉の方が成長が早そうです。
象の木の種まきから14日ほど経過


元気なのと枯れてゆくもの、残ったのは9本ほど。ドーピングなしで育ててましたが、もっと調べて促進剤など投与すれば良かったかなと。
ま、過去より未来を考えよう!このまま育ってくれそうな逸材たちに全力注ぎます!
このタイミングで、窓際からベランダに移動してみました。
20度を超えの日々、ポカポカの陽気。雨予報もなく、いい感じに成長してくれそうです。
って思ったんですが、まだ早いように感じたので、2,3日ほどで室内管理に戻しました。



このまま順調に育ってくれーと願うばかり。
象の木の種まきから30日ほど経過


だいぶ成長に差がでてきました。
成長の早いものは双葉から春菊にような葉をつけ、全体的にひょろ長く、太陽に向かって伸びてます。
9株中、1株が黄色くなっており、風前之灯。残り8株。大が2,小が2、極小が4。
成長に合わせて環境を変えられないのが、もどかしい。
大の2つより、小の方がバランスよく育ってる気がします。


象の木実生の腰水管理
種を植えて以降、全日程腰水にて管理。
種まきから1週間は、2〜3日に1回のペースで腰水の入れ替えを行いました。
腰水には、願かけでメネデールを希釈したものを入れてましたが、3回目からは真水です。
〜14日は、減った分だけ真水を継ぎ足すスタイルで育成。全部入れ替えたほうがいいのかどうか分かりません。真水がベストなんかも不明…



不安ですが、育ってるので大丈夫でしょう!
ここにきて、横着せずに小分けにすれば良かったな〜と思うようになりました。
理由は成長にばらつきがあるので、一体型のハウスはで成長に合わせて管理しにくいため。
プラ鉢などで小分け管理すべきだったなーと。
あらためて、先人達の知識はやはり偉大だ。
移し替えるのはリスク高そうだからやりたくないが、頑丈そうな個体を選別して移し替えてみようかな。


パキコルムスディスカラー実生(1ヶ月)まとめ


カビでダメになったものは仕方ないにしても、発芽後に力尽きていった芽が、ヒューマンエラーのような気がしてます。
子育てと同じで成長を見守る。これが大事みたいです。
反省点
- 苗床は小分けがベスト
- 湿度が高すぎたかも
- 発芽序盤に霧吹きはアカン
茶色くなったり、根を張れない個体もあったりいろいろ勉強になりましたが、「発芽させる」という体験においては、ディスカラーは初挑戦には向いてる素材かと思います。
調べてみると、ここから先は大きくするのが急に難しくなるようなので、何体生き残れるか様子を見ながら育てたい。
結論、鉢は小分けがベスト!
逆にゲアイーは初心者向きではなかった気がします。10粒全滅。。。
もう少し暖かくなってから(20度超え)でやるべきだったかもしれません。
同時期に植えたアガベチタノタブルーは発芽率90%超えなので、ほんとにまとめて管理って無理があったなと
同じ環境でも2週間でだいぶ差が出るので、品種はなおさら差が出ます。
データ
2022年4月4日 25粒
2022年4月5日 パキコルムスディスカラー発芽
2022年4月6日 カビ問題発生
2022年4月17日 9本
2022年5月4日 8本
できれば、この数はキープしたいところです。
パキコルムスディスカラー(象の木)半年経過




半年が経過し、猛烈な暑さだった夏を越えられず、3株脱落して5株。乗り越えた中でも元気なものとそうでないものがあり、3株が力尽きそうです。休眠なのかもしれませんが、元気なやつとの差がありすぎてたぶん違う気がする。
あとこの間に、育苗ポッドが場所取りすぎだったので、プラステラに植え替え。植え替えといっても育苗ポッドの土ごともっていったのでそこまで影響はなかったはず。
用土・日照条件・水やり頻度は変わらずなんですが、枯れる株はどんどん萎んで朽ちてゆきました。
…ずっと腰水だったのでそれも良くなかったんかも知れませんね。
アガベなどの実生に比べて水分の吸収スピードが早く、ちょっと目を離すとトレイがカラカラになるので、ずっと腰水してました。残っている優良株は根が鉢底から伸びてきてるので、丈が長い鉢でやるとうまく育てられるかも?



来年はそこら辺も考慮したいと思います。
小さな、小さな、象の足


優良株には小さなコブができてます、小さな象の足!あんな小さな芽がここまでになるとあらためで感動です!嬉しい。
水やり以外何もしてませんが。
パキコルムスディスカラーは耐寒性もあり、0度までは平気とのこと。このまま外に置くか、部屋に取り込んであげるか
他の鉢を見ながら、考えます。
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